最近はファッションやメイクの記事でも、”パーソナルカラー”を使った記事が多いですよね。
AIによる診断もあったり、身近かな存在になっているのはその効果が評価されているからこそだと思うので嬉しいです。
とはいえ。
”イエベ”・”ブルベ”だけで語られているものが多いな~というのが残念なところです。もう少しその効果を知って頂きたいと思い、ご紹介していきたいと思います。
パーソナルカラーとは
パーソナルカラーは、その人の個性や魅力を引き出してくれる色です。第三者が見て、「身に着けていて美しい」と感じる色です。好きな色は精神的に求めている色なので、パーソナルカラーと必ずしも一致するとは限りません。
私も、好きな色はパステルカラーのような柔らかい色ですが、パーソナルカラーでは一番似合わない色なんです。かなりさみしい印象になり具合が悪いように見えたりしてしまいます。パステルカラーのお洋服を着たいと思う時もありますが、着て出ていく勇気が出ないくらいに似合わないので、着ることはないです(苦笑
パーソナルカラーの有名な事例
パーソナルカラーが有名になったのは、1961年にアメリカ大統領となったジョン・F・ケネディの大統領選挙でした。これはパーソナルカラーの歴史で有名なエピソードです。
当時、現役大統領だったベテランのニクソンが優勢でした。対した若いケネディは、新しい”テレビ”という媒体を意識します。そして史上初のTV討論会で形勢逆転となるのです。
ケネディは視聴者に”若き有能なリーダー”というイメージをアピールすべく、ファッション・メイクに色の効果を使います。濃いネイビーのスーツに白いシャツというコントラストのあるコーディネイトは、当時のモノクロテレビで若々しく力強いイメージに映ったそうです。一方のニクソン氏は薄いグレーのスーツでコントラストがないコーディネイトでした。モノクロテレビではメリハリがないぼやけてしまう色の使い方。それが頼りない印象になってしまったのです。
その後、ケネディがカラーコンサルタントを登用していたことが有名な話となり、色の演出効果として有名なエピソードとなりました。
パーソナルカラーのフォーシーズンとは
パーソナルカラーの診断結果は 春・夏・秋・冬で表現されます。
この4シーズンは人間が識別できる色を、その特徴で便宜上4つのグループに分けたものです。
特徴は、
・色相(色味)
・明度(色の明るさ暗さ)
・彩度(色の鮮やかさ)
・清濁(清色・濁色)
です。”イエベ”・”ブルベ”は、色相(色味)になります。
このように色の特徴は色相(色味)だけではないので、イエローベース・ブルーベースどちらの色が似合うのか以外にも、明るい色と暗い色のどちらが似合うのか?鮮やかな色が似合うのか?清色が似合うのか?濁色が似合うのか?も、診断のポイントとなります。
次に、春・夏・秋・冬の特徴をご紹介しますね。
春[Spring]
パーソナルカラーの春は、春のお花畑のようなカラフルな色が特徴です。
色の特徴は、
・色相 イエローベース
・明度 明るめ
・清濁 清色
です。
この色がお似合いになると、軽やかで若々しくキュートな印象になります。
春が似合う有名人というと、石原さとみさん。ドラマなどでお召しになってるお洋服の色を見てると納得ですね。
夏[Summer]
パーソナルカラーの夏は、初夏時期の白んで見える涼しげな色が特徴です。
夏というとトロピカルカラーのイメージがあるかもしれませんが、パーソナルカラーの夏は、初夏の頃の色になります。
色の特徴は、
・色相 ブルーベース
・明度 明るめ
・清濁 濁色
です。
この色がお似合いになると、エレガントでソフトな優しい印象になります。洗練された好感度が高いイメージを作りやすいです。
夏が似合う有名人というと、綾瀬はるかさん。あの好感度の高い透明感!納得ですよね。田中みな実さんもTV番組内でブルーベースが似合うと診断されていました。冬より夏がお似合いになると思いますので、パーソナルカラーは夏だと思います。
秋[Autumn]
パーソナルカラーの秋は、実りの秋のこっくりとした重めの色が特徴です。
色の特徴は、
・色相 イエローベース
・明度 暗め
・清濁 濁色
この色がお似合いになると、ゴージャースであでやかな大人っぽいイメージになります。落ち着いた色なので似合わないと地味で老けた印象になってしまいます
秋が似合う有名人というと、竹内結子さん。ドラマなどで秋カラーをお召しになってるのを見ると、落ち着いた色なのに華やかに見えます。これはお似合いになってるからこそ。山田優さんも雑誌記事で診断受けてましたが、秋の診断でした
冬[Winter]
パーソナルカラーの冬は、ハッキリとした色とそのコントラストが特徴です。
“黒”は万能に身に付けやすい色と思われるかもしれませんが、冬の色なのでパーソナルカラー冬の方だけがお似合いになる色なんです。
色の特徴は、
・色相 ブルーベース
・明度 暗め
・清濁 清色
この色がお似合いになると、クールでシャープ、堂々とした存在感がでます。強い色なだけに、似合わないと派手で冷たく見えたりします。
冬が似合う有名人というと、黒木メイサさん。あのクールな存在感、納得ですよね。
私のパーソナルカラーは冬です。パステルカラーのような柔らかい色も好きですが、冬のハッキリした色も好きで、特に冬の青は大好きな色です。
パーソナルカラーの効果
パーソナルカラーは、個性や魅力を引き出してくれる色とお伝えしましたが、どんな効果があるのでしょうか?どんな効果が出るかはどのシーズンが似合うかにもよりますし、人によっても異なりますが、少し事例としてご紹介したいと思います。
似合う色を身に着けた時の効果
- 小顔効果
- 目鼻立ちがクッキリする
- シミ・しわ・クマなどお顔の色むらが目立たなくなる
- お肌にハリ感、ツヤ感が出る
などなど。女性はお顔の気になるところをメイクでカバーしますが、カバーしなくてもいいくらいの効果が出る方もいらっしゃいます。
ただ。似合う色を身に着けると効果が出るということは、逆もあるということなんです。
似合わない色を身に着けていると、、、
- お顔が膨張して見える
- 顔立ちがぼやける
- シミ・しわ・クマなどお顔の色むらが目立つ
- 肌色がくすむ、血色が悪い
などなど。色だけでこんな風に見えてしまうのもこわいですよね。年齢を重ねてくると、ただでさえお顔に影が増えてくるもの。必要以上に影を作りたくないですし、老けて見えたくもないですよね。なので、似合う色を身に着けることをお勧めします!
パーソナルカラーは、お洋服のトップスやメイクカラーなどお顔周りに活かしていただくと効果的です。
ご自分のパーソナルカラーが気になるという方はぜひ診断を受けてみて下さいね。
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