先日パーソナルカラー診断にお越しいただいたお客様（A様）がこんなことをおっしゃっていました。
「最近似合う色が変わった気がする」
A様は随分前にパーソナルカラー診断を受け、夏という診断だったそうです。診断後、夏カラーの洋服を似合うと思って着ていたけれど、最近は夏カラーを着ると寂しく見えてしまうので、似合う色が変わってきた気がするとのことでした。
そもそもなのですが、パーソナルカラーは加齢により変化することもあり得ます。年齢を重ねてくると肌・瞳の色に変化がある場合がありますよね。お肌の明度が上がるという方もいらっしゃいますし、黄くすみが強くなるという方もいらっしゃいます。そういった変化があった方はパーソナルカラーも変わる可能性があります。
結果からお伝えすると、A様の診断は「夏」で変わりありませんでした。
但し、夏の中でも似合う色に変化がありました。どんな変化があったのか解説していきますね。
まず、「夏」がどんな色なのかご覧ください。パーソナルカラーの夏は初夏のころの色なので、白んで見える涼しげな色が特徴です。
※パーソナルカラー夏についての詳細はコチラをご参照ください
ご覧いただくとわかるように、画像の上の方の色と下の方の色では、明度がかなり違いますよね。
※明度についての詳細はコチラをご参照ください（明度以外の色の特徴も記載しています）
パーソナルカラーの診断では以下の４点を見ています
・色相：イエローベースが似合うのか、ブルーベースが似合うのか
・明度：明度が高い明るい色が似合うのか、低い暗い色が似合うのか
・清濁：清色が似合うのか、濁色が似合うのか
・彩度：彩度が高い方が似合うのか、低い方が似合うのか
夏が似合うということは、
・色相：ブルーベースが似合う
・明度：明るい色（明度が高い色）が似合う
・清濁：濁色が似合う
・彩度：低い方が似合う
のですが、A様の”似合う”は明度に変化があったと思われます。
明度が高い色は白の分量が多い色なのですが、白っぽい色は寂しく見えました。
では、黒の分量が多い暗い色が似合うのか？というと、明るい色以上に似合わない反応が出ていましたので、明るい色の方が似合うのですが、極端に明るい色ではなく、中間くらいがベストでした。
実際のドレープをご覧ください。
こちらはどれも夏の青ですが、明度が高い白っぽい色から低い暗い色まであります。
A様が似合わなくなっていたのが、明度の高い白っぽい色でした。このように極端に明るい色は、お顔立ちが寂しく見えてしまいました。もともと小顔でいらっしゃるので余計寂しく見えたというのもあると思います。
というわけで、夏でも似合うのはこれくらいのお色でした。
A様の診断で一番わかりやすかったのが、清濁でした。濁色が圧倒的に似合う！濁色が似合う時の反応、例えばお顔に立体感が出るなどが分かりやすく出ていました。
そして明度も中間がベストでしたので、診断結果は、一番似合うのは夏、二番目に似合うのが秋という診断となりました。
最近買ったお気に入りのお洋服が秋カラーだそうです。お似合いになる色なので、きっとしっくりきたんでしょうね！
診断後にメイクカラーのアドバイスを行ったのですが、明るすぎないリップカラーをおすすめしました。つけてみるとお顔の映え方が全然違い、「この色買います！」とおっしゃっていました。
お似合いになったのはコチラのリップ。レブロンマットバーム15。
もっと明るい色も試してみたのですが、案の定お顔立ちがぼやけてしまいました。
メイクカラーを選ぶのはお洋服の色を選ぶ以上に難しいと感じているお客様が多い印象です。
ワタシもそうでしたので、よく分かります！
アイシャドウはブラウン買うか、アイシャドウパレットの色に惹かれてピンク買ったり。チークはどう選んでいいかわからないからつけないことの方が多かったですねーーー。リップもつけないこと（落ちたままにしていること）が多かったかも・・・笑。
メイクカラー選びは、似合う色を知るまでは難しすぎました。
メイクレッスンが付いていないパーソナルカラー診断のみのコースでも、メイクカラーのアドバイスは行っており（今回、A様が受けてくださったのも、パーソナルカラー診断のみのコースです）、お手持ちのメイク用品をご持参いただければ、パーソナルカラーに合っている合っていないもチェックしていますので、昔のワタシのようにメイクカラー選びが苦手！という方はぜひぜひメイク用品もご持参の上お越しいただければと思います。
A様はパーソナルカラーの診断は変わっていないけど、同じシーズンでも似合う色が変わってきたというケースですが、変化がなくとも似合うシーズンの色がすべて似合うわけではなく、苦手な色もあるという方がほとんどです。
例えばワタシのパーソナルカラーは冬ですが、冬の中でも明度が高い明るい色は苦手です。下の写真だと上の方にある色です。
パーソナルカラー診断受けたけど、似合わない色があるな～という方は、似合うシーズンの中に苦手な色があるのかもしれませんね。
色相・明度・清濁・彩度の観点でどんな色が似合うのかがわかると、自然と苦手な色も分かりますので、４つの観点が分かる診断を受けた方は診断結果を見てみてくださいね。
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